なぜオメガ3で動脈硬化・心筋梗塞が防げるのか

オメガ3とはオメガ3系脂肪酸ともいい、EPAやDHAなどといった脂肪酸の総称のことを指していますが、オメガ3には色々な健康にまつわる効果があるということが判明してきています。

現在の日本人が亡くなる二番目に多い原因となっている心疾患や、日本人が亡くなる三番目に多い原因となっている脳疾患は、どちらも高血圧や動脈硬化などといった生活習慣病に関連しています。

高血圧や動脈硬化などといった生活習慣病にかかってしまう危険性を減らしてくれるのがオメガ3系脂肪酸であるということになります。
このことが判明したのはイヌイットという北極圏に住む民族が果物や野菜をほとんど摂取しないのに、心筋梗塞を発症する方があまりいないことに不思議に感じた学者が調べたためです。

イヌイットの方の身体を検査すると、血行が良く動脈硬化の症状がほとんど見られず健康な状態の方ばかりでした。
そして、どうしてそんなに健康な状態なのかを調べてみると、イヌイットの方はアザラシの肉を頻繁に摂取していることが判明しました。
アザラシは主にオメガ3系脂肪酸がたくさん含まれているアジなどといった青魚を食べているため、アザラシの肉にもオメガ3系脂肪酸がたくさん含んでいることが判明しました。

主に肉に含んでいる脂肪を摂取して生活をしているデンマークの方と、主に青魚に含んでいる脂肪を摂取して生活をしているイヌイットの方を比べてみると、心筋梗塞などといった心疾患が原因で亡くなる確率が七分の一であるという大幅な差が生じています。

オメガ3系脂肪酸は固まりにくく、水にも溶けやすくいという性質を持っているため、血管の中の動脈硬化が進行するのを防いでくれて、この結果として脳梗塞や心筋梗塞といった血管にまつわる病気を発症してしまう危険性を減らしてくれます。

このオメガ3系脂肪酸をたくさん含まれている食材は、青魚だけでなく、えごま油や亜麻仁油といった食用油や、クルミなどといったナッツ類にたくさん含まれているため、血中のコレステロールの値や中性脂肪の値が高い方は、もちろんのことですが、健康診断などで血液の検査結果に異常値がない方でも、将来的に、これらの病気を発症してしまう危険性があるため、身体が健康な状態の今のうちから積極的にオメガ3系脂肪酸をたくさん含んでいる食材を摂取すると、いつまでも健康に生活を送れることが期待できます。

食事から摂取するのが難しい場合はオメガ3系脂肪酸が配合されたサプリメントを活用する方法もあります。