オメガ3の性質と動脈硬化・心筋梗塞の予防効果

オメガ3系脂肪酸は5大栄養素の脂質にあたる部分で魚の脂であるEPAやDHAを指しています。高い抗酸化力を持っており、アンチエイジング効果もあるとしていま注目されている栄養素です。オメガ3系は基本的に魚から摂取することができ、青背の魚を中心にしっかりとした栄養素を摂取することができます。オメガ3系に対してお肉の脂はオメガ6系と言われています。この脂肪酸をバランスよく摂ることで動脈硬化や生活習慣病を防ぐことが可能となるわけです。

動脈硬化の原因は諸説ありますが、血管が酸化することによって柔軟性を失い正常なはたらきができなくなって血管が硬くなってしまいます。動脈硬化が進行すると心筋梗塞や脳卒中など様々な合併症につながるので、血管を柔軟に保つことが大切です。

そこでオメガ3系が役に立ちます。基本的にはオメガ6系が怪我や傷に対して炎症を起こす役割があり、オメガ3系はその炎症を抑える働きがあるのです。いわば燃料がオメガ6系でエンジンを冷やすのがオメガ3系といった具合でしょうか。オメガ6系を取りすぎていると燃料を燃やす力ばかりが強くなり、その炎を冷やす力が足りなくなっていきます。その炎症が皮膚に残ればアトピー性皮膚炎、血管に症状が出れば動脈硬化、肝臓に行けば肝硬変や糖尿病といったように生活習慣病に直結している症状となります。

そのため動脈硬化や心筋梗塞を防ぐためにはオメガ3系の脂をしっかり取ることが求められるのです。魚中心の食事にシフトすることも効果的でしょうし、肉食を抑えてバランスを整えるだけでも十分効果があります。栄養学上ではオメガ3が1に対してオメガ6は2の割合で摂取するようにしてください。このバランスが1:5や1:10になってしまうと炎症が起きやすい身体になってしまいますし、結果的に生活習慣病へと直結してしまいます。ファストフードやコンビニ食を控えるだけでもこのバランスは整えることができるので、日々の食事に気をつけるようにしてくださいね。

サプリメントを使うときはオメガ3系がしっかりと含まれているものを選びましょう。もちろんオメガ3系だけでなく他のビタミンやミネラルも含まれているものの方が効果的です。人間の体はひとつの栄養素で構成されているわけではありません。様々な栄養素をまんべんなく摂取することで健康な体を手に入れることができます。理想をいえば食品からすべて取ることなので好き嫌いせずにバランスよく食事を取るようにしましょう。